USDMやXDDPのような手法を勉強していると、こう思うことがあります。
「そもそも、システムテストのインプットとして要求仕様書をもらえないときは、どうしたらいいんだろう?」
こういったことはありがちだと思います。そもそも要求仕様書、要件定義書みたいなかっちりしたドキュメントが存在しない場合もあります。
そういったときにどうするか。
「要求を取り出す」というのが有効なのではと感じました。
USDMに関する資料で言及されているものとしては、例えば
・ユースケースから要求を引き出す
・状態遷移から要求を引き出す
・操作画面の要素から要求を引き出す
といったものがあります。
要求仕様書がない場合でも、
ユースケースならある程度想像がつく。状態遷移も仕様書から導ける。
といったこともあります。まして、操作画面なんて画面系のシステムなら確実にありますよね。
要求は関連資料から自分で想像するしかない、と思っていた自分にとっては「要求を取り出す」ことができるというのは大きな発見でした。
追伸
ステマではないですが、こういった資料や勉強会を年会費のみの負担で享受できる、派生開発推進協議会(AFFORDD)の会員はすごいですよ。お得なんてレベルではありません。
自分も先日、個人会員になりましたが、しっかり学んだ分、還元していけたらなと思います。