先日実家に帰省した時に、orangeという映画を観てきました。
未来の自分から手紙が届く、というありがちな恋愛青春映画なのですが、
とても良かったです。
というのも、プロジェクトマネジメントに通じる映画だなと思ったのです。
ざっくりあらすじ
未来の自分から手紙が届きます。そこには「この手紙を読んで、運命を変えてほしい」といったことが書かれています。実際に手紙に書かれていることは本当に起こり、「この時〜してほしい」みたいな指示が書いてあったりして、それに従ったり考えたり、悩みながら運命を少しずつ改変していきます。
プロジェクトマネジメントと共通する話
何がプロジェクトマネジメントと関係するの?と思われることと思いますが
自分は次の点において共通すると考えています。
運命を変えるのは一つ一つの行動の積み重ね
手紙には様々な未来が記され、その度にいろいろな試みを考えて実行したりして運命を少しずつ変えていきます。
しかし、行動一つで変わる未来は少しだけで、運命を変えるのは「一つ一つの行動の積み重ね」でした。
詳細を語るとネタバレになるのですが、ラストの坂道のシーンがそれを大いに物語っています。
一つ一つ、小さな行動を積み重ねる。
例えば、「あの時、声をかけていたら」「あの時、遊びに誘っていたら」「あの時、もう少し話を聞いてあげていたら」。
そういった積み重ねで、思い出が積み重なり、その重みが確実に運命を変えていきます。
プロジェクトマネジメントも、実は全く同じなのではないでしょうか。
「あの時、声をかけていたら」「あの時、飲みに誘っていたら」「あの時、もう少し話を聞いてあげていたら」
一つ一つの行動、声かけが与える変化は小さなものかもしれません。
ですが、運命を変えること、すなわちプロジェクトを成功させるために必要なのはそういった地道なコミュニケーションの積み重ねです。結末を大きく変える特効薬なんてものはありません。運命を切り開くのはいつだって、小さな小さな積み重ねなのです。
私自身、プロジェクトが本当に辛い時期に声をかけてもらって、本当に救われました。
プロジェクトが終わって。
もしそのあとに、プロジェクトを最初からやり直せるとしたら。
そうしたら本当に、今日一日を、今日みたいに過ごすでしょうか。
一日一日を、もっと真剣に大切に。
以下、有名な2chの名言です。
きっとお前は十年後に、せめて十年でいいから
戻ってやり直したいと思っているのだろう。
今やり直せよ。未来を。
十年後か、二十年後か、五十年後から戻ってきたんだよ、今。
その他どうでもいい感想
土屋太鳳かわいい。
あと須和っていう男友達が登場するのですが、とてもイケメンでした。
主人公の男友達ってなぜあんなに人格者が多いのでしょうね?