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ソフトウェアテスト、品質に関わること、たまに変なことを書いていくブログです。

短編小説?ーエッセンシャル思考を読んで

ちょっと新しい試みで、短編小説っぽいものを書いてみます。

もし興味がありましたらお読みください。

 

俺は、本質を見極めて生きていくんだ。

「エッセンシャル思考か…なるほど」

「本当にやるべきことを見極め、それに集中する…と」

「よし!決めた!俺は本質を見極めて生きていくんだ!瑣末な出来事に人生を左右されてたまるか!」

 

「先輩」

「どうしたの?」

「この仕事やりたくありません。俺、この仕事向いてないと思うんで。もっと得意なことに注力したいんです」

「あのなあ…選り好みできるほど仕事があると思う?仕事があるって、幸せなことなんだよ?仕事とってきたことない君にはわかんないかもしれないけど…」

「はあ…」

 

「うまくいかないなあ」

「ん?ラインきてる…今週末の土曜空いてる?って飲みの誘いか…」

「空いてるけど…いや待て。俺はこの飲み会に出席すべきなのか?絶対的なイエスでないなら断るべきって本には書いていたな…よし。断ろう」

「これで有意義に時間を使えるぞ!」

 

「さて。この休み、どう使っていこうか」

「やりたいことや、得意なことに時間を投資するのが良さそうだな」

「いや、だが自分のやりたいことって言ってもフワフワしてるな…」

「得意なことも何なのかよくわかんないし…」

「俺のやりたいことって何だ?これがわからないと、先に進めないじゃないか!」

「そういえば、俺ってずっと周りに流されて生きてきたのかな…だからやりたいこととか、忘れてしまったのかもしれない」

「ん?ラインだ。そっか、日中から集まって遊んでるのか。今から来い!?こないだ無理って言っただろ…って、マジ!?後輩のAちゃんも東京きてんのかよ!久しぶりに顔見たいな…」

「なんだ、今度は電話か…あっ、会社の先輩の番号だ!」

「…はい、今ですか?大丈夫です。えっ、今日中に処理って…今日じゃないとダメなんですか?…いや、まあ予定は大丈夫ですけど…」

 

いや、待てよ。

俺は、こんな仕事をしていていいのか?

これが、人生で最後の一日だったとしたら。本当にこんなことに時間を使うのか?

俺は。

俺は。

俺は。

「先輩、あの。お願いが、あるんですけど…」

 

あとがき

これは「エッセンシャル思考」という本を読んで触発されて書いた短編です。

(小説と呼べるような作りではないですが)

何か感じるものがありましたら幸いです。