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mhlyc -presentation

ソフトウェアテスト、品質に関わること、たまに変なことを書いていくブログです。

テスト技術者 Foundation Levelシラバス 4章について(5)

ソフトウェアテスト

アドベントカレンダー18日目 4章:テスト設計技法

こんにちは。リリカルです。

遅くなりましたが、前回の続きです。

WACATE2016 夏 満員御礼!と 予習内容について - WACATEブログ

前回はカバレッジについて簡単にですが説明しました。続いて残りの説明に入っていきます。

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あとは経験ベースのテスト技法と、テスト技法の選択についてです。

経験ベースのテスト技法

経験ベースのテストでは、テスト担当者のスキルと直感のほか、これまでに同様のアプリケーションやテクノロジーについて触れてきた経験をもとにテストを行います。

これはあくまで体系的なテストを補強する意味合いで使われることに注意してください。体系的なテストができていないのに、経験ベースのテストだけでなんとかしようとかいうのは愚の骨頂であるといえます。

というのも、経験ベースのテストは非公式なテスト技法であり、記録の正確性や分析性から考えるとやはり公式なテストの方が優れていて、改善もしやすいのです。経験ベースのテストだけをずっとしているのでは、いつまでたっても体系的なテストができるようになりません。

経験ベースのテスト技法としてよく知られるのがエラー推測と探索的テストです。エラー推測は主に過去の欠陥や故障のデータや知識をもとにします。探索的テストでは、テスト設計、実行、記録や学習を並行して行います。仕様がそもそもなかったりする場合にこのアプローチが用いられることがあります。ただこれは基礎的なテスト技法をきちんと適用でき、設計が行える人が実施するから意味があるということを忘れないでください。知識も経験もない人が探索的テストをしようとしたところで、それはモンキーテストかあるいはアドホックテストにしかなり得ません。なぜならそれほど学習・設計・実行を同時並行して実施するというのは困難であるからです。

テスト技法の選択

どのテスト技法を選ぶかは、あらゆる要素に依存します。以下にその例を示します。

  • テスト目的
  • 入手可能なドキュメント
  • テスト担当者の知識
  • ユースケースモデル
  • リスクのレベルや種類
  • 契約上の要件
  • 時間と予算
  • 顧客
  • 規則・標準
  • システムの種類
  • 開発ライフサイクル

非常に多種多様なものが挙げられています。要するに状況やテストレベルによって使用できるテスト技法は異なってくるということです。なので通常、どれか一つだけ使うということは少なくいくつかの技法を組み合わせて使うということになります。

テスト技術者 Foundation Levelまとめ終了

Foundation Levelのまとめはこれで終了です。

明日からはテスト技法ドリルを読んでいきます。