mhlyc -practice

ソフトウェアテストと品質保証がメインテーマです。

テスト技術者 Foundation Levelシラバス 4章について(1)

アドベントカレンダー15日目

こんにちは。リリカルです。

前回からWACATEの必須予習項目である、テスト技術者のFoundation Levelシラバスをまとめています。今日もその続きです。

WACATE2016 夏 満員御礼!と 予習内容について - WACATEブログ

4章:テスト設計技法

テスト設計って何よ?という方は過去のこちらの記事をご覧ください。参考程度にはなるかもしれません。

テスト分析・設計って何?今北産業9(テスト設計のイメージ) - 自分、燃えてるんで。

テスト分析・設計って何?今北産業10(テスト設計でやること) - 自分、燃えてるんで。

テスト分析・設計って何?今北産業11(テスト設計3行まとめ) - 自分、燃えてるんで。

さて、では改めてテスト設計技法はISTQBシラバスではどのようにまとめられているのでしょうか。まずは全体のマインドマップを描いてみました。一部は量が多いかもと思ったので別マップ参照としています。

f:id:mhlyc:20160601004019j:plain

4章は以下の章立てになっています。

4.1 テスト開発プロセス

4.2 テスト設計技法のカテゴリ

4.3 仕様ベース/ブラックボックスのテスト技法

4.4 構造ベース/ホワイトボックスのテスト技法

4.5 経験ベースのテスト技法

4.6 テスト技法の選択

詳細な説明は次回以降にするとして、まずは簡単に一つずつ概要を見ていこうと思います。

まずテスト開発プロセスでは、テスト分析や設計といったプロセスについて書かれています。テスト実装にも触れ、それぞれのプロセスでどのようなことをするのかが簡単にまとめられています。

次にテスト設計技法のカテゴリという章ですが、ここでは4章におけるテスト設計技法の分類について書いています。ブラックボックス(仕様ベース)、ホワイトボックス(構造ベース)、経験ベースといった分類があります。

次の仕様ベース/ブラックボックスのテスト技法、構造ベース/ホワイトボックスのテスト技法という章で具体的な技法の紹介がされています。とはいっても、Foundation Levelということもあり比較的理解しやすい初歩的な技法についての説明が主となっています。

経験ベースのテスト技法では、エラー推測や探索的テストについてさらっと触れられています。これは体系的な技法を補う技法として紹介されています。

最後はテスト技法の選択です。使用されるテスト技法は、システムの種類やテストの目的、リスクのレベルなど様々な条件を考慮して選択されます。また技法を組み合わせて使うこともあります。

次回予告

こうしてみると、やはりFoundation Levelということで初歩的なものが多く扱われていますね。テスト技術者にとってはまさに一般常識レベルといえるのではないでしょうか。

次回も引き続き4章のまとめをしていきます!