mhlyc -practice

ソフトウェアテストと品質保証がメインテーマです。

エンジニアのスキル研鑽について思うこと

エンジニアのスキル研鑽

エンジニアはスキル研鑽が必要というのは言わずもがなですが、私がこれまでにたどったエンジニア人生をもとに、スキル研鑽について思うところを述べようと思います。

 

「やる気こそ全て」という勘違い

エンジニアとして働き始めた当初は「やる気こそが全て」と確信していました。

勉強会などで超専門的な話をしてるエキスパートな先輩をみては「すげえ!」「俺もあんなふうになるんだ!」などといって高い技術書を買いまくって読みまくりました。「勉強してる俺カッコイイ。なんでみんな勉強しないの?w」みたいな感じだったと思います。我ながらこの時期はちょっと気持ち悪かったと思ってます。

焦燥感は継続のエネルギーとはならない

しかしながら、このいわば焦燥感にも似たエネルギーはどうしても永遠に続くものではなくて、なかなか思うように学習を継続できなくなりました。

頑張る→続かない→なんてダメなんだ→頑張ろう→また続かない

みたいなループにハマってしまいました。

続けるためにどうしたらいいか

そこで僕は発想を変えました。「好きなこと、興味の持てることからやろう」「仲間を作って一緒にやろう」と続ける工夫を考えるようになりました。すると、確かに一定期間継続して、いくつかのアウトプットは出せるようになりました。

やみくもにやればいいというものでもない

しかしながら、またもや壁にぶつかります。

続けているうちに、

これは本当にやりたかったことなのか?

おれは今なんのためにこれを勉強しているんだ?

勉強自体が目的になっていないか?

など疑問が出てきてしまいました。

確かに学習そのものはできているし習慣化できているのですが、進め方がやみくもすぎて

当初やるつもりのなかったことまでやろうとして、つらみを感じる

手のつけづらい領域に手を出さなくなり、学習領域が偏る

といった問題が出てきました。

中長期的なキャリアプランの必要性

効果的な学習をするためには「おれは今なんのためにこれを勉強しているのか?」を自分で認識すべきだと思います。将来的にどうなりたくて、そのために今の自分はコレを身につける必要がある。など。

とにかく、やみくもに走り回るのではなくてある程度の目標はあったほうがブレなくていいなと思いました。中途半端な学習ほど効率の悪いものはありませんし。

----

以上がこれまでの私の経験から思うことです。何かの参考になりましたら幸いです。