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ソフトウェアテストと品質保証がメインテーマです。

ソフトウェア開発マネジメントの職に就きたいと思った理由

私はソフトウェア開発の仕事をしていますが、はっきり言ってソフトウェア開発が大好きということはありません。

 

仕事としては確かに好きだし面白いと思うこともありますが、プライベートで時間を割いてまで自分のプロダクトを作るような情熱はありません

開発をやりたいのに、プライベートでものづくりをしないのはなぜ?

これはQAから開発への転職活動をしていた頃に面接官や友人、それから私の転職挫折ブログを読んだ数々の見ず知らずの人に言われたことです。当たり前ですが世の中ではアウトプットがないとただの口だけのやつだと思われます。「そんなんだったら開発向いてないんじゃない」とは色々な人に言われましたし、実際自分でもそう思いました。しかし、だからといって代わりの就職先なんて考えつきませんでした。

そんな時、ひょんなことから演劇を趣味でやっている友人に誘われ、小劇場で演劇を作ることに携わりました。ここで私は大きな衝撃を受けました。何しろ、すっごく面白かったのです。小劇場の演劇なんてせいぜい10〜15人くらいのチームなわけで、誰かが手を抜けばすぐわかるし、逆に自分が努力して磨いたアウトプットは必ず芝居の中に表れ、お客さんにも伝わります。このダイレクトさは私が演劇が大好きな理由の一つです。

ちょうど、自社内の異動の話がまとまり以前に比べ小規模の開発の仕事に携わるようになりました。やはり、自分の成果が露骨にお客さんに対して表現されるというのはプレッシャーもありますが大きなやりがいも感じました。小さな規模で小さくものづくりをしていくのが、自分の性分には合っていたようです。

私は学生の頃も実際のプログラミング自体に強い興味はありませんでしたが、この業界を志したきっかけは友人と演習でゲーム開発をしたのがとても楽しい経験だったからです。

しかしチームでものづくりをするのに携わるには、何かしらチームに貢献できる要素がないといけません。プログラミングは苦手ですし、長くやってきたテストも、強みとして活かせはするでしょうがそれだけでは厳しいです。

そこで私は思いました。開発をずっとやっている人に限って、あえて避けて通る場所があるではないか。※個人差があります

そこをできるようになれば、私はチームに貢献できるのではないか。

私の業務上の関心は、ソフトウェア開発マネジメントに向いていきました。

強みの活かし方

世の中にはストレングスファインダーという強み発見のためのツールがありますが、これを最初に使った私は「こんなものが一体なんの役に立つんだ?」と思いました。自分が向いている職業や仕事がわかったところで、今の仕事が向いてない仕事だったら意味がないだろうと思いました。

でも、今では違うと思っています。強みは無理に活かそうとしなくても勝手に発揮されるものです。向き不向きだけで仕事を選ぶのは、私は間違っていると思います。自分が何をやりたいのか。やりたい仕事では、何が求められるのか。自分の能力でアプローチできるのはどこなのか。それを探っていくのが必要なだけで、絶対的な向き不向きについては(たとえ本当にあったとしても)それを考えすぎるのはよくないと思いました。実際私は自分がマネージャに向いてるとは全く思ったことがありませんが、マネージャになることを諦めようとは今のところ思っていません。育成やチームの成長計画など、やってみれたらとても楽しそうだなと思うので、ゆくゆくはそういったことが主導できるように頑張っていきたいです。