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ソフトウェアテストと品質保証がメインテーマです。

QAエンジニア採用のニーズについて

QAエンジニアとして転職活動をしていて思った、QAエンジニア採用のニーズについて書きます。こういう人が求められてそうだな、という印象です。

 

これらは全て私の主観であり一切のエビデンスがないことを予めご了承ください。

 

爆速のリリースとポイントを的確に押さえた品質保証が両立できること

まずそもそも、スタートアップにおいてQAエンジニアのニーズがとても高まっているように感じていて、これはすごく嬉しいことだなと思いました。スタートアップといえばとにかく動くプロダクトを素早くリリースするのが命ですが、そのなかでも品質をしっかり保証したものをリリースしていきたいと考える方が増えてきたのはとてもいいことだと思っています。ただ当然ながらごく短時間で安心してリリースできる品質を保証していくのは優先順位を明確にしないと難しいので、そのあたりのスピード感をもった取捨選択のスキルが求められていると感じます。

 

ソフトウェア開発プロセス全体に関われる組織が多い

これも嬉しく思いました。数年前まではまだ「品質保証=テスト」みたいにとらえられることも多くありましたが、最近ではどんどん減ってきているように思います。技術的なアンテナ感度が高い方ほど、品質保証の範囲の広さを十分に理解しており、QAエンジニアもそれだけ広い範囲で関われるような組織体制を考えられていました。

 

テスト自動化の需要

これも相変わらず大きいなと思いました。ただ一方で品質保証に対する解像度が上がってきたために、ただテストを自動化するだけではなくしっかりSETなど自動化のアーキテクチャを考えるひとを置こうとする企業も多くなってきたように思います。

QAリードとして活動を牽引してほしいというニーズが大きい

QAエンジニアの需要が高まっている一方で、市場にそこまでQAエンジニアが多いわけではありません。他の職種からQAエンジニアにキャリアチェンジしたが、何から手をつけたらいいかわからない、ということもありそうです。そんな状況なので、QAリードとして複数のメンバーを指導して、社内でできる人をどんどん増やしていくというのができるひとはすごく求められているように感じます。

 

学習スキルの高さ、学習スピードの速さが求められる

QAエンジニアとしてチームに入るといち早くそこに適応する必要がありますが、品質保証はたくさんの範囲を全体的にみないとできませんから、初期の学習コストはとても高くなります。特に扱っている製品の仕様などは詳しく把握してないと品質保証どころではないので、そういった知識をすぐに吸収できることは求められていると思います。

 

自分のスキルアップだけでなく周りを巻き込む力も求められる

学習していかなければいけないのはQAエンジニアに限ったことではないので、例えば勉強会だったりワーク会だったり資料作成だったりで、自分だけでなく周りのスキルも引き上げてくれるひとは高く評価されそうです。

 

以上が、私が転職活動をしていて感じているニーズです。なにかの参考になりましたら幸いです。