QAアーキテクチャの勉強会
こちらの勉強会を開催することとなりました。2016/11/24(木)開催です。
→12/20に変更になりました。
QAアーキテクチャについて、電気通信大学のにしさんに講演いただきます。
私も発表する時間を設けていただいているのですが、参加されるみなさまの参考になる話ができれば良いなと考えております。
私からは、にしさんにこんなリクエストをしました
参考までに、にしさんへ私がどのようなリクエストをしたかをここに記載しておきます。なお、この通りにお話しいただくというわけではありませんので、あくまで参考程度にとどめてください。
※文章を少し変えていますが、ほぼそのままです。雰囲気を感じ取っていただければと思います。
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完全に自分のオーダーで申し訳ないのですが、QA部門の責任者というよりは、QA担当者~サブリーダーという客層を想定したお話をお願いしたいです。責任者がこうしよう、というよりは、現状のQAに「説明責任を果たせていない」といった問題を感じているQAの担当者やサブリーダーが、どういった観点からQA方針への提案やボトムアップでのQAの改善を進めていけばいいのかの指針やヒントを得られる内容だととてもうれしいです。ここでいうQAの改善というのは、より「説明責任を果たせるような品質保証ができるようになる/近づく」ということです。
今私のいるQAでは、説明責任を果たせていないと思います。まず、目標となる品質レベルの認識が、実はQAや開発者などステークホルダーのなかで統一できてないと感じています。なので、できあがったプロダクトに対する評価や、どこからが不具合なのかといった議論で結論が割れます。理想を言えば、目標となる品質レベルについてステークホルダー間で合意をとった上で、そのために必要な要素はなんなのか考えてそれを満たすようにすべきだと思います。
ただ、目標となる品質レベルの共有と、具体的な品質確保施策の立案までにはギャップもあるように感じています。例えば同じ機能性に対するアプローチでも、テストで担保する部分と設計、開発の時に担保する部分とあります。その役割分担を明確にして品質保証戦略を立てるのが私が思うQAアーキテクチャなのですが、いまはまだそこまで品質保証を戦略立てて考えられていないし、過去にうまくいったやり方とかドメイン知識にやたら詳しい有識者依存になっていたりと課題があるように感じています。
資料(ソフトウェアの品質保証の基礎とこれから)の36ページの内容というよりは、QAアーキテクチャの資料の品質保証アーキテクチャの設計、品質を細かい粒度でモデリングする、といったあたりのお話を伺いたいです。QA管理者の考える戦略というよりは、現場のQA担当者がどう品質保証を進めていけばいいかといった話を伺いたいです。
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それでは、当日参加される方はどうぞよろしくお願いします。
参加されない方も、ご興味ある方はレポートを上げる予定なのでご期待ください。